写真オスカー・アイザック

オスカー・アイザック [アベル・モラレス]

「脚本を読んでこの映画は僕の予想をはるかに超えていた。正しくありたい彼は究極の選択を迫られる。彼のジレンマの根深さに役者として魅了されたよ。」

1980年、グアテマラ生まれ。両親はグアテマラ系とキューバ系。アメリカに移住し、フロリダ州マイアミで育ちながら、若き情熱と才能を音楽と演技に注ぐ。ニューヨークの名門ジュリアード学院で演技を学び、同窓生であり本作で共演を果たしたジェシカ・チャステインと共に修行を積む。
その後、リドリー・スコット監督の『ロビン・フッド』(10)、マドンナ監督の『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』(11)、『ドライヴ』(11)、トニー・ギルロイ監督の“ボーン”シリーズ4作目となる『ボーン・レガシー』(12)などに出演する。
2013年、コーエン兄弟監督の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』で、1960年代のグリニッジ・ヴィレッジの落ちぶれたミュージシャンを演じてゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、一躍期待の演技派として認められる。さらに、世界的大ヒット作『スター・ウォーズ』の新シリーズへの出演を果たし、第1作となるJ・J・エイブラムス監督の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)の公開が控えるなか、ますます注目の存在となっている。最新作にもマーク・ウォールバーグ共演の『Mojave』(15)、クリスチャン・ベイル共演の『The Promise』(15)、ブライアン・シンガー監督の『X-Men: Apocalypse』(16)など話題作が並ぶ。
写真ジェシカ・チャステイン [アナ・モラレス]

ジェシカ・チャステイン [アナ・モラレス]

「アベルとアナの関係に心を動かされたわ。2人が愛し合ってるのも間違いないけどお互いのやり方には相いれないところがある。アナはアベルを立てながらも威圧する。彼女の二面性を演じるのはとても楽しかったわ。」

1977年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。著名な批評家の故ロジャー・エバートに“最も素晴らしい俳優の一人”と称えられた、今やハリウッドのトップに立つ演技派女優。
ニューヨークのジュリアード学院で演技を学ぶ。T Vシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」(04)、「ER X 緊急救命室」(04)、レイフ・ファインズ監督の『英雄の証明』(11)などに出演する。
2011年、全世界の観客の注目を一気に集める。テレンス・マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』、助演女優賞で初のオスカーノミネートを果たした『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』での演技でいずれも高い評価を受けたのだ。続く2012年にも、キャスリン・ビグロー監督の『ゼロ・ダーク・サーティ』での類まれな演技で、今度はアカデミー賞®主演女優賞にノミネートされる。その後、『ラブストーリーズ エリナーの愛情』(13)でジェームズ・マカヴォイと、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』(14)でマシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイらと共演する。
最新作は、リドリー・スコット監督、マット・デイモン共演の『オデッセイ』(15)、ギレルモ・デル・トロ監督、ミア・ワシコウスカ共演の『Crimson Peak』(15)、シャーリーズ・セロン共演の『The Huntsman』(16)など。
写真デヴィッド・オイェロウォ [ローレンス検事]

デヴィッド・オイェロウォ [ローレンス検事]

1976年、イギリス生まれ。ナイジェリア人。24歳の時に、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの舞台でキャリアをスタートする。ヘンリー4世に配役され、シェイクスピアの主要な作品においてイギリス人国王を演じる初の黒人俳優となる。
その後、映画に進出し、『ラストキング・オブ・スコットランド』(06)、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』(11)、『96ミニッツ』(11・未)、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(11)、ザック・エフロン、ニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒー共演の『ペーパーボーイ 真夏の引力』(12)、スティーヴン・スピルバーグ監督の『リンカーン』(12)、トム・クルーズ共演の『アウトロー』(12)、フォレスト・ウィテカー共演の『大統領の執事の涙』(13)、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』(14)などに出演し、徐々に国際的な評価を高めていく。そして2014年、『グローリー/明日への行進』でマーティン・ルーサー・キング・Jr.を演じて全世界を感動で包み、ゴールデン・グローブ賞、インディペンデント・スピリット賞、放送映画批評家協会賞など多数の賞に輝く。最新作は、ミーラー・ナーイル監督、ルピタ・ニョンゴ共演の『Queen of Katwe』(16)など。
写真アレッサンドロ・ニヴォラ [ピーター・フォレンテ]

アレッサンドロ・ニヴォラ [ピーター・フォレンテ]

1972年、アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。エール大学の学部在籍中に演技のキャリアをスタートさせる。大学卒業後は、『村のひと月』でヘレン・ミレンの若い恋人役を演じブロードウェイデビューを果たす。
ジョン・ウー監督『フェイス/オフ』(97)でニコラス・ケイジの統合失調症の弟役を演じ一気にブレイク。その後『アイ ウォントユー』(98)ではレイチェル・ワイズとの共演を務め、サスペンス『完全犯罪』(99)などへ出演し演技の幅を広げていった。その他の出演作品に、『恋の骨折り損』( 99)、『ジュラシック・パーク III 』( 01)、『しあわせの法則』(02)、『二重誘拐』(04)、『GOAL! ゴール!』(05)、『GOAL!2』(07)、『さよなら。いつかわかること』(07)、『ココ・アヴァン・シャネル』(09)、『デビルズ・ノット』(13)、『アメリカン・ハッスル』(13)、『グローリー/明日への行進』などがある。
写真アルバート・ブルックス [アンドリュー・ウォルシュ]

アルバート・ブルックス [アンドリュー・ウォルシュ]

1972年、アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。エール大学の学部在籍中に演技のキャリアをスタートさせる。大学卒業後は、『村のひと月』でヘレン・ミレンの若い恋人役を演じブロードウェイデビューを果たす。
ジョン・ウー監督『フェイス/オフ』(97)でニコラス・ケイジの統合失調症の弟役を演じ一気にブレイク。その後『アイ ウォントユー』(98)ではレイチェル・ワイズとの共演を務め、サスペンス『完全犯罪』(99)などへ出演し演技の幅を広げていった。その他の出演作品に、『恋の骨折り損』( 99)、『ジュラシック・パーク III 』( 01)、『しあわせの法則』(02)、『二重誘拐』(04)、『GOAL! ゴール!』(05)、『GOAL!2』(07)、『さよなら。いつかわかること』(07)、『ココ・アヴァン・シャネル』(09)、『デビルズ・ノット』(13)、『アメリカン・ハッスル』(13)、『グローリー/明日への行進』などがある。
写真J・C・チャンダー

J・C・チャンダー [ 脚本/ 監督/ 製作]

「僕の人生だって白黒はっきりした選択なんて、今まで一度もなかった。いつだってグレーだったんだ。そういうグレーな領域にこそ、人間を描き出すヒューマンストーリーは見つかるものだ。今回もそこを描いたつもりだ。」

アメリカ、オハイオ州のウースター大学でアメリカ研究と映画学の学士号を取得し、ニューヨーク大学で映画製作を学ぶ。
ドキュメンタリーやCMを手掛けた後、短編映画『Despacito』(04)で劇映画監督デビュー。ケヴィン・スペイシー、ポール・ベタニー、ジェレミー・アイアンズ、デミ・ムーアら錚々たる演技派が出演した、長編監督第1作の『マージン・コール』(11・未)では脚本も手掛け、アカデミー賞®脚本賞にノミネートされ、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞初監督賞、NY映画批評家協会賞新人監督賞、サンフランシスコ映画批評家協会賞脚本賞、イン ディペンデント・スピリット賞新人作品賞、ロバート・アルトマン賞を受賞。突出した才能を持つ新人監督としてたちまち注目される。
カンヌ国際映画祭でワールドプレミアとなった、『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』(13)でも絶賛され、インディペンデント・スピリット賞監督賞にノミネートされる。主演のロバート・レッドフォードをNY映画批評家協会賞受賞、ゴールデン・グローブ賞ノミネートに導き、2作目にして名監督の地位を確立する。最新作は、脚本を手掛けた『Deepwater Horizon』(16)。ピーター・バーグが監督、マーク・ウォールバーグが主演を務める。